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印象的なのは、ホワイトダイヤル側の4時半位置に配されたデイト表示が非常に強調されている点だ。

むしろ、個人的には色を反転させた方がよかったと思う。そうすれば、デイト表示を隠すことができ、ダイヤルをシンメトリーに保つことができたからだ。とはいえ、4時半位置のデイト表示はゼニスのヴィンテージデザインの特徴でもあるので、それを強調したかったのかもしれないが。

針とマーカーは、ロジウムメッキまたはゴールドメッキにベージュのスーパールミノバが塗布されている。ダイヤル全体は実に素晴らしい仕上がりだ。2面のダイヤルを接着剤でくっつけただけの安直なものでは決してない。ゼニスによると:

“まずダイヤル全体を右半分と同じ銀白色に仕上げ、次に黒のクロノグラフ用サブダイヤルを削り、残りの部分を無色透明のラッカーで保護します。ダイヤルの残り半分はブラックに塗装しなければならないので、銀白色部分には保護層を施します。保護層が正しく塗布されていないと、色が滲み出てダイヤルが台無しになってしまうからです。さらに、サブダイヤルには第3の色となるグレーを塗布するという難関も待ち構えています”

ゼニス エルプリメロ スーパーコピークロノマスター1969 45mm 03.2520.4061/69.C714

1969年発表の初代エル・プリメロをイメージした色使いに、現代のゼニスのシンボルであるダイヤルをくりぬいた「窓」を融合させた「エルプリメロ クロノマスター 1969」。
現在まで続く自動巻きクロノグラフの名機「エル・プリメロ」の歴史を表した一本と言えます。
こちらは存在感のある45mmケースにブラックアリゲーターストラップのシックなモデル。
ケースはシースルーバックになっていますので、機械式クロノグラフの動きをお楽しみいただけます。

これを250本も作るのは大変なことだ。しかも、チタン製のケースとブレスレットである。センターリンクがないことを考えると、当然ながらこの時計は極めて軽い。あまり知られていないが、私が特に感心したのは、クラスプにもこだわりが見られることだ。ダブルロック機構を備えたクラスプは、まるでヴィンテージウォッチからそのまま取り外してきたような印象で、フライス加工ではなく打ち抜き加工が採用される。これにより、全体的な軽さに加え、魅力を増している。

ケースの内部には、ゼニスのエル・プリメロ400自動巻きクロノグラフムーブメントが収められている。私は通常、金属ケースバックの方が好きなのだが、ゼニスの場合は例外で、ルパンに登場するキャラクター次元がプリントされたイラストによってムーブメントが見えにくくなっている。プリントの入ったサファイア製のトランパレントケースバックは、シースルーがゆえにプリントが入ると少し気が散ってしまうものだが、これはいいアクセントになっていると感じた。

ルパン三世ファイナルエディションは、そのルックスに引かれ、原作のコミックにも興味を持った。私がこの時計を所有する望みはかなり薄いが、漫画を愛する250人が羨ましい。これは間違いなくいい時計だからだ。さて、そろそろウィキペディアから離れて、アルセーヌ・ルパン三世の物語に没頭するとしよう。

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